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障害者手帳は「ずるい」?これだけ苦労してるのに…。

みなさんは障害者手帳をお持ちでしょうか?

障害者手帳を持っていると、障害者雇用として働くことができるのと、美術館や映画館などで無料や割引などのサービスを受けることができます。

しかし、それを「ずるい」と考える人もいます。今回は「障害者手帳はずるいのか?」ということについてお届けしたいと思います。

障害者手帳は「ずるい」のか?

障害のせいで入るお金が少ない

高速バスや映画館で割引がきいたり、美術館が一部無料になったり、水族館も割引がきいたりと、たしかに障害者手帳が使えるところは多いです。

障害者は障害の影響で具合の悪さが定期的に起こり、会社を休みがちになるので給料にも響きます。

そして、働き続けるために薬を飲むと月の医療費がかかるので、自立支援制度を使っていますが、それでも毎月1万円ほど自己負担がかかります。生活が逼迫していたのでこういったサービスは本当に嬉しく思いました。

障害のせいで出ていくお金が多い

発達障害の特性には「聴覚過敏」というものがあります。聴覚過敏とは耳がとにかく過敏で、時に針を刺すかのような痛みさえあります。製造業で勤務していて、常に機械の音が聞こえているような職場ではパニックを起こしたり倒れたりする危険もあります。

そこでそのような障害がある人はヘッドフォンをしているのですが、4つを使い分けており、安いもので3千円、高いもので5万円します。これはなぜかというと、向上の現場などでの作業中は耳栓で済むので安く上がるのですが、事務の仕事中は耳栓はできません。同僚と話しながら仕事をしますし、聴覚を保護しながら人の話を聞く必要があったからです。

そこでノイズキャンセリング・ヘッドフォンにしたのですが、これがなかなかに優れていて、ノイズキャンセリングをしながら、人の声も聞こえやすくする「ボイスモード」という機能がついています。

普通のノイズキャンセリングでは人の声も小さく聞こえるので少し困っていたのでこの機能は助かりました。使っているのはソニーの「MDR-1000X」というヘッドフォンです。高いですが、高いだけあります。発達障害者は入るお金が少なくて、出るお金が大きいのです。

障害をカバーするためには他にも色々な道具を買う必要があり、お金がとにかくかかります。

障害者手帳は積極的に使っていい

我慢していた映画で障害者手帳のサービスを受けることにしました。障害者割引のチケットを買い、障害者手帳を提示するだけでしたので簡単でした。

久しぶりに大好きな映画を、自分で働いて稼いだお金で大きなスクリーンで観ることができて、とてもうれしかったです。

数日後、私は映画館での話を友人に話しました。すると、友人は私が思ってもみなかったことを口にしたのです。

「なにそれ、ずるい!」

私はびっくりしました。そんなことを言われるなんて、思ってもみなかったからです。障害があることでこれだけ苦労しているのに、障害者手帳のサービスを使うことを「ずるい」といわれたことには本当に驚きました。

急に障害者手帳を使うことにためらいがでてきました。手帳は持ったまま、しばらくは使うことは無くなってしまいました。しかし、インターネットで堂々と使っている人を見るうちに「やっぱり私も使おう」と感じるようになりました。

私は主に映画館、障害者割引の利く駐車場で利用させてもらっています。他にも受けられるサービスはありますが、働けているうちはいいかなと思っています。生活に困窮したときなど、また困った時に利用させてもらおうと思っています。

障害者手帳を使うことは恥ずかしいことでもなんでもありません。積極的に利用して、積極的な社会参加をさせてもらいましょう。