社会の雑学・豆知識

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刑務所の暮らしをまとめてみた

「前橋刑務所」(群馬県前橋市)

【刑務所のスケジュール】

「月曜日~金曜日」

起床6:30
開房点検6:50
朝食7:00
出房7:30
作業開始7:40
休憩(15分)9:45
昼食・休憩11:50~12:30昼食12:00
休憩(15分)14:00
作業終了16:30
還房16:40
閉房点検16:50
夕食17:00
余暇17:30
仮就寝19:00
消灯・就寝21:00消灯・就寝21:00


「免業日」(土日曜日・祝日)

起床7:00
開房点検7:20
朝食7:30
免業日は作業なし
終日、余暇時間
免業日は作業なし
終日、余暇時間
閉房点検16:50
夕食17:00
余暇17:30
仮就寝18:00

【被収容者が暮らす部屋】

多くの被収容者が集団生活を送る部屋で、「共同室」または「雑居房」」と呼ばれています。

定員は6名なのですが、ここ近年の犯罪多発による過剰収容で、7名~8名の収容となってしまい定員オーバーです。

全て和室にて、夜は布団を敷いて寝ます、他には食事を取ったり、手紙や本を読むための折畳式の座卓、娯楽用の囲碁将棋、テレビが置かれております。また、室内のスピーカーを通して、予め録音されたラジオ放送やBGMが夕方に流れます。

※規則違反があった場合・・・懲罰として、一定期間のテレビ・ラジオ視聴が禁止されることもあります。

 

 

この部屋は「単独室」または「独房」と呼ばれています。分類の結果、集団生活を送るのが困難な者、要注意の被収容者、性倒錯者、組織間の抗争で命の危険がある被収容者など隔離する必要性がある、被収容者が生活する部屋です。

規則違反を行い、懲罰として隔離し反省を促すために一時的に収容する場合もあります。

※懲役で「独房」に暮らす被収容者は工場に出ず、この部屋で買物袋の袋貼りなどの室内作業を行います。

 【被収容者の食事】

俗に「刑務所の臭い飯」と言われておりますが、あれは戦前の刑務所で、被収容者を収容する部屋にトイレが無く、トイレの代わりに大小の汚物を溜める桶が置かれて、その桶から発する悪臭の中で、被収容者が食事を取ったことが由来です・・・。

現代の刑務所で出される食事・・・、病院の入院患者に出される食事と同様、管理栄養士の監修を受け、栄養バランスが取れた食事が支給されます。

「和食」が中心の食事です、食べるご飯は、「麦飯と白米」の混合、とってもヘルシーな食事となります。

 

被収容者に支給される食事は、季節に応じて献立が変更されます、数年に渡り犯した罪を償うため刑務所で暮らす、被収容者にとって「食事」と「睡眠」などが最も楽しみとなります。

支給された「味噌汁の具」・・・豆腐の数が多い少ないの理由にて、被収容者同士の喧嘩が起きるケースがあります、支給する食事の調理と配膳も、選抜された被収容者が行います。

配膳を担当する被収容者、均等に「味噌汁」や「おかず」を配膳する作業が・・・、最も神経を使うそうです。

近年、外国人の被収容者が増加・・・、支給する食事のメニューでは、「宗教上の理由」などに配慮したメニューも組まれております。

刑務作業の内容で、立ち仕事をする者や、大柄の体格の被収容者は、支給される食事が増量されます。

それと、自分が食べられない量の食事を、他の被収容者に分けたり、恐喝や暴力で食事を取り上げて食べる行為などは規則で禁止されています、発見された時は「懲罰」となります。

 

年末年始の刑務所では、被収容者に「特別食」の支給が行われます。

 ○大晦日 「年越そば」(カップ天そば)

  ※テレビ視聴はNHK「紅白歌合戦」の終了まで延長、ラジオ放送は「行く年来る年」まで延長放送。

 ○元旦の朝に「おせち料理の折り詰め」が支給。(三が日に全部食べること、4日の朝に回収される)、他に「羊羹・チョコレート」などの甘味や果物も特別支給。

 

国民の祝日や歳時でも、被収容者に「羊羹・チョコレート」などの甘味が特別支給されます。

バレンタインデーに「チョコレート」、クリスマスに「クリスマス・ケーキ」の特別支給が行われますが・・・両方とも贈り主は「被収容者の奥さんや彼女など」からでは無く、国からの特別支給です。

 

師走を迎える時期・・・生活に困った常習犯(累犯者)の中には、罪を犯して、刑務所に入ろうとする困った者がおります、その理由は・・・、三度の食事が保障され、暖かい布団で眠れる刑務所で暮らそうと思うからです(汗) 被収容者に支給される食事の財源は、国民が働いて納めた「税金」です。

 【被収容者の風呂・運動場】

 

被収容者の入浴(風呂)は、夏季が週3回、その他の時期は週2回と決められております。

入浴時間は「15分間」です、5分毎の時間が経過するとブザーが鳴り、入浴中の被収容者に知らせるシステムです、電気カミソリを使用しない被収容者は、入浴の時に、カミソリを借りて髭を剃ります、入浴・・・ボディソープやシャンプーは無し、全て石鹸で行います。

入浴(風呂)は、午後の就業時間中、工場単位で入ります。

寒冷地を除いて、暖房設備が無い刑務所・・・体を暖める機会は入浴だけです、被収容者にとって入浴は「まさに極楽!」、体がポカポカと暖まり、入浴した夜は熟睡できるそうです。

 

入浴の無い平日、午後の就業時間中に、約40分の運動時間が組まれます、野球やソフトボール、散歩やマラソンなどの運動を被収容者は行います、少々の大声で雑談してもOK!

入浴と並び運動・・・被収容者にとって最大の楽しみです。

 

年1回開催される大運動会、バレーボールやソフトボールの球技大会、刑務所の年中行事として組まれております、大半が工場対抗戦のスタイルです、被収容者のストレス解消の場としての目的もありますが、学校の運動会みたく大いに盛り上がる行事です、優勝した工場ですが、担当の刑務官を胴上げして喜ぶという、微笑ましい光景もあるようです。

 

禁固刑で服役している被収容者、独房(単独室)で服役している被収容者、懲罰で独房にて服役している被収容者は、上記の映像にある施設で運動時間を過ごします、大半は縄跳びやラジオ体操です、中には腹筋や腕立て伏せの筋トレを行う被収容者もおります。