社会の雑学・豆知識

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音羽山ハイキングコース案内

今から約1300年前大国の不遅(ふち)が或る夜に、この山の頂上に立っている夢を見られました。すると大きな鳥が羽音高く飛来し、その背に乗っていた白衣姿の老人が「この山は霊山なれば観音浮土にせよ」とお告げになり夢が醒めたのでした。驚いた大国の不遅(ふち)は、翌朝早くこの山に登られますと、夢に見た老人が履いて居られた木履(きぐつ)が残っており、一心に発願されてこの山を開かれ音羽山と名付けられたのであります。

 山道入口にある説明書き より

 

 

案内板

 

音羽山登山道入り口にハイキングコースの案内があります。かなり朽ちてきているのが気になります。

このすぐ横にもう一つの山道があります。この道は音羽山山頂への最短コースですが、途中からかなり急な坂になり、道も途中で無くなってしまうので、熟練のハイカーの方のみ行かれたほうが良いと思います。

鎌研ぎ橋

この橋の名前、何か言われがありそうだと思いませんか。誰かご存知の方、是非とも教えて下さい。

蛙岩

いつ見ても本当に良く蛙に似ていますよね。

大師堂

大日如来と弘法大師が祠られております。大師はこの牛尾山で修行を積まれ、密教と等身の自像を残されており、道中にも「お経岩」等の足蹟が多く、堂前の石は「弘法大師の腰掛石」として知られております。

懺坂

それほど急とは言えませんが、ここから先はこのような坂がしばらく続きます。

路面を見てもらったわかるようにアスファルトで舗装されておりガードレールもあります。このような道が「桜の馬場」まで続きます。これは音羽山奥にゴミ処分場を建設するために資材運搬用として1991年整備されたものです。この建設当時はすぐ横を流れる音羽川源流の水がいつも茶色く濁っていたそうです。この山道整備やゴミ処分場建設は自然の破壊であり憤りを感じずにはいられません。

お経岩

先程の大師堂の説明書きに出てきた岩です。カーブミラーと注意書きの看板が邪魔ですが。

聴呪ノ滝

落差5mです。

銚子ノ滝とも書くそうです。右側の岩に子供の観音像らしき彫刻の銅版がはめ込まれておりました。

樫野橋

夫婦ノ滝

不動尊

写真を見てもらったわかるように水が湧き出ています。今回撮影した時は誰もいなかったのですが、いつもは絶えず水汲みに人が来ております。さぞかし美味しくて御利益のある水なのだと思います。

音羽ノ滝

落差8mだそうです。岩に布を引いたように水が流れているので、別名「布引の滝」と言われております。この音羽の滝には大蛇伝説があります。

【音羽山の大蛇伝説】

昔、音羽山の中腹に「蛇が淵」というところがあり、そこには数十丈もの大きさの大蛇が住んでおりました。普段は猪、鹿、猿、狐、兎などを食しておりましたが、飢えた時には近在の山人を襲う事も多々ありました。そのため皆が怖れ、観音参詣の人も途絶えてしまいました。

この話を聞いて、この小山の里に住んでいる内海浪介影忠という背の高さ6尺5寸にして近国では類を見ないほどの力持ちである強兵が、大蛇退治に立ち上がったのです。

彼が手馴れた弓と鋒矢を持って山に登ったところ大蛇が眠っていたので、この隙に弓を放ったところ大蛇の首をみごとに射貫いたのでした。大蛇は大いに驚き、あたりを睨んでいる隙に再び矢を放ったところ、またもや命中しました。そして彼は東の山原を廻り大盤石を引き起こし大蛇に投げ掛けたところ大蛇は死んでしまいました。この時、この音羽の滝は大蛇の血で真っ赤に染まり、不思議なことに遠く離れた清水寺の音羽の滝までもが一日一夜紅に染まったそうです。

また、退治された大蛇は麓の村人が藤蔓で大蛇を繋ぎ、小山の里まで引きおろし、芝と一緒に焼いたそうです。

 

この話は黄金入りの薬へとまだまだ続くのですが滝の話から少し遠のくのでここで終わらせていただきます。  

蛇壷

 

 

 

大蛇伝説でその大蛇が住み着いていたと言われているところです。  

大蛇塚

先程の大蛇伝説で大蛇が退治されたところに、この塚があります。  

横石橋

 

桜ノ馬場

 

 

ここまでは車で来ることが出来るので、春や秋には大勢の人たちがバーベキューを楽しんでいます。

ここが上醍醐方面と音羽山頂方面の分岐点となります。

ここには桜の木が多くあり、春にはけっこう見ごたえがあります。

思案辻

牛尾観音に続く緩やかだけど長い階段です。

七廻り

路面は電車のコンクリート製マクラギが隙間なく敷設されております。牛尾観音の関係者が車で通行するのでマクラギは滑り止めのために敷設されているのだと思います。

 

牛尾観音  

 

牛尾観音(法厳寺)は平安時代初期に清水寺の開祖延鎮が創立したと伝えられます。右写真の大木は牛尾観音のすぐそばにあり「天狗杉」と言われ幹周囲6.3m樹高35mもあります。麓の白石神社にも同じような大木の杉があり神の木として両方の木が崇められております。

パノラマ台

ハイキングコースの休憩場になっております。ご覧の通りベンチもありますし、名前の通り視界が開けて下の景色を望むことが出来るので、まさにパノラマです。

このパノラマ台で東に目を向けると、滋賀県湖東の瀬田にある矢橋人工島を見る事ができます。手前に見えているのが近江大橋です。 靄がかかっていなかったら守山、野洲、近江八幡も見ることが出来ます。

また逆の西側を見てみると山科の街や京都市内中心部を見ることができます。ただ、少し視界が狭いのが難点です。

音羽山 山頂

標高593.4m決して高い山とは言えませんがファミリーハイキングにもってこいのコースだと思います。

今回は紹介しておりませんが、この山頂から滋賀県の大津方面(皇子山、石山)へ降りるコースが一般的です。

北に目を向けますと滋賀県琵琶湖の湖西が一望できます。

写真には写っておりませんが琵琶湖大橋も目の前に見えます。 正面に見えているのが比良山系です。

西側は山科はもちろんのこと京都市街地も望むことができます。この写真は山科北部を中心に撮影しました。

手前右側に見える円を描いた道路は京都東インターチェンジの一部分です。

この写真は山科中央部を撮影したものです。写真の中央部で縦に走っているのが東海道新幹線です。

また、向こうのほうに見えるのが京都市街です。この日は靄がかかっていて霞んでおりますが、大気の状態によっては鮮明に京都タワーなどが見えます。 京都駅のまだ向こうにある梅小路機関区の蒸気機関車の汽笛が山頂まで聞こえて来ました。

東南の方向に目を向けますと伏見区と宇治市の境界が見えます。

左に見えるのはゴルフ場(京都国際カントリークラブ)です。